持続化補助金の書き方|様式2を書く順番と各欄の中身【第20回】

ホジョカク編集部

持続化補助金の書き方を、初めての人向けに解説します。様式2(経営計画・補助事業計画)を書く順番と、各欄に何を書くかを、第20回の公募要領にもとづいて順に説明します。

持続化補助金の様式2は、いきなり1欄目から書かず、先に「何をやりたいか」を決めると進めやすくなります。そのあとで、経営計画の4欄、補助事業計画の4欄の順に埋めていきます。この記事では、その順番と各欄の中身を、初めての人にも分かるように説明します。

様式2は何を書く書類?

様式2は、正式には「経営計画兼補助事業計画①」です。審査でいちばん見られる書類のひとつです。

第20回の公募要領によると、様式2は次の2つの部分でできています。

部分欄
経営計画(4欄)①企業概要 ②顧客ニーズと市場の動向 ③自社や自社の提供する商品・サービスの強み・弱み ④経営方針・目標と今後のプラン
補助事業計画補助事業で行う事業名(30字以内)/販路開拓等の取組内容/業務効率化(生産性向上)の取組内容(任意)/補助事業の効果

長い文章を書く欄は、各4,000字までです。画像は1枚で約150字、表は約300字として数えられます。

また、提出後は訂正できません。最新の情報は事務局の公式サイト・公募要領で確認してください。

申請は電子申請のみです。事務局の専用の申請システムに入力します。様式2のほかに、様式1(申請書)、様式3(補助事業計画②)、様式5(交付申請書)、様式6(宣誓・同意書)も入力します。

書き始める前に、何を準備すればいい?

文章を書く前に、先に動かしておくものが3つあります。

1. GビズIDプライム

申請システムには、GビズIDプライム(またはプライム保有者が発行したメンバー)でログインします。第20回の公募要領によると、取得には数週間程度かかることがあります。暫定プライムでは申請できません。

IDとパスワードを他人に教えることは、利用規約で禁止されています。支援業者に教えるのも同じです。

2. 様式4(事業支援計画書)の依頼日

様式4は、地域の商工会・商工会議所が発行します。様式4がないと申請できません。

第20回のスケジュールは、公募要領によると次のとおりです。

  • 申請受付開始:2026年11月5日(木)
  • 様式4の発行依頼の受付締切:2026年12月4日(金)
  • 申請受付締切:2026年12月15日(火)17:00

様式4の依頼の締切後は、どんな理由でも発行を受け付けてもらえません。申請の締切より先に来る点に注意してください。

商工会議所地区では、申請内容を印刷して依頼します。商工会地区では、システム内で依頼し、窓口で面談があります。どちらも会員でなくても依頼できます。社外の代理人だけで相談・依頼することはできません。

つまり、様式2はおおむね書き上げた状態で、様式4を依頼する必要があります。早めに書き始めましょう。

3. 財務書類と自分の数字

財務書類は、法人と個人事業主で異なります。

  • 法人:貸借対照表・損益計算書(直近1期)
  • 個人事業主:確定申告書(第一表・第二表)と、収支内訳書または青色申告決算書

企業概要や強み・弱みを書くときに、この数字を見ながら書くと、書類と文章が食い違いにくくなります。

初めての人は、どんな順番で書けばいい?

申請システムの画面の順に書く必要はありません。迷いにくい順番として、次の流れをおすすめします。これは公式の決まりではなく、この記事での提案です。

  1. やりたい取組を一言で決める。 「誰に、何を、どうやって届けるか」を短く書き出します。
  2. 対象経費に合うか確かめる。 8区分のどれに当てはまるかを見ます。
  3. 企業概要(①)を書く。 事実を書くだけなので、ここから始めると気が楽です。
  4. 顧客ニーズと市場の動向(②)を書く。
  5. 強み・弱み(③)を書く。
  6. 経営方針・目標と今後のプラン(④)を書く。
  7. 補助事業計画を書く。 事業名、取組内容、業務効率化、効果の順です。
  8. 様式3の経費明細と見比べる。 取組内容と経費がつながっているか確かめます。
  9. 読み返してから、様式4を依頼する。

下書きは、文書ソフトなどで先に作るのがおすすめです。字数を数えやすく、あとで直しやすいからです。提出後は訂正できないので、入力する前に何度か読み返してください。

経営計画の4欄には、何を書く?

経営計画は「今の自分の事業」と「これからの方針」を伝える部分です。

①企業概要

どんな事業を、いつから、誰に向けて行っているかを書きます。

  • 事業の内容、主な商品・サービス
  • 主なお客さん
  • 従業員の人数(対象者の要件に合うか、公募要領で確認してください)
  • 売上のおおまかな流れ

第20回の公募要領によると、従業員数の要件は業種で異なります。商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は常時使用する従業員5人以下です。宿泊業・娯楽業、製造業・建設業・その他は20人以下です。

ここは長く書きすぎず、事実を短く書きます。財務書類の数字と合わせてください。

②顧客ニーズと市場の動向

「お客さんは何に困っていて、何を求めているか」を書きます。そのうえで、地域や業界で起きている変化を書きます。

  • お客さんから実際に言われたこと
  • 注文や問い合わせで気づいたこと
  • 地域や業界の変化

数字を使うときは、どこで調べた数字かを書きます。出どころの分からない数字や、自分で作った数字は書かないでください。

③自社や商品・サービスの強み・弱み

強みは「お客さんがなぜ自分の店を選ぶのか」から考えます。「こだわっています」だけでなく、お客さんの声や、続けてきた実績で示します。

弱みは、正直に書いて大丈夫です。大事なのは、弱みのうち補助事業で改善したいものを、はっきりさせることです。

④経営方針・目標と今後のプラン

「この先どんな事業にしたいか」を、方針、目標、プランの順に書きます。

補助事業は、このプランの一部として位置づけます。②と③で書いた課題と、補助事業の内容がつながっているかを確かめてください。

補助事業計画の4欄には、何を書く?

補助事業計画は、補助金を使って「何をするか」を書く部分です。

補助事業で行う事業名(30字以内)

何をするかが一目で分かる名前にします。最後に書くと決めやすくなります。

販路開拓等の取組内容

「誰に、何を、どうやって、いつ行うか」を具体的に書きます。使う経費がどの区分かも、分かるようにします。

第20回の公募要領によると、対象経費は次の8区分です。

  • ①機械装置等費
  • ②広報費
  • ③ウェブサイト関連費
  • ④展示会等出展費
  • ⑤旅費
  • ⑥新商品開発費
  • ⑦借料
  • ⑧委託・外注費

第20回で新設された点があります。広報費とウェブサイト関連費は、それぞれ補助金の上限が30万円です。どちらも単独では申請できず、他の経費と組み合わせます。

対象外になりやすいものもあります。パソコン・タブレット・スマートフォン・車などの汎用品、名刺、求人広告、単なる会社PR、家賃・光熱費・人件費などの通常の経費です。

ほかにも、次の点を確かめてください。

  • 補助事業は、終了後おおむね1年以内に売上につながるものが対象です。
  • 他の国の制度と同じ、または似た事業は対象外です。
  • 審査では、デジタル技術を活用しているか、取得した設備などを終了後も使うかも見られます。

業務効率化(生産性向上)の取組内容(任意)

販路開拓とあわせて、仕事を楽にする取組がある場合に書きます。任意なので、無理に書く必要はありません。

補助事業の効果

ここは、初めての人がつまずきやすい欄です。第20回では、売上高・売上総利益が増える見込みを、客観的なデータにもとづく根拠とともに、数字で様式2に書く必要があります。

「たくさん売れるはずです」では、根拠が伝わりません。計算の流れを見せます。

架空の例: 小さなパン屋さんが、近所の会社に勤める人向けに、予約注文できる仕組みをつくる場合です。

増える売上 = (新しく来るお客さんの数)×(1人あたりの購入額)×(買う回数)

それぞれの数字は、自分の店のこれまでの記録やお客さんの声から決めます。ここに入れる数字は、自分のデータにもとづくものにしてください。

過去に持続化補助金を受けたことがある人は、過去の事業と明確に違う取組かどうかが見られます。実施回数に応じて、段階的に減点されます。第20回で採択・実施した事業者は、一定期間は再申請できません。詳しい条件は公募要領で確認してください。

書き終えたら、どう見直せばいい?

審査の流れを知っておく

第20回の公募要領によると、審査は2段階です。

まず基礎審査です。必要書類がそろっているか、対象者・対象事業・経費の要件に合うかなどを見ます。満たさないと、計画は審査されません。

次に計画審査です。4つの観点で見られます。

  1. 自社の経営状況分析の妥当性
  2. 経営方針・目標と今後のプランの適切性
  3. 補助事業計画の有効性
  4. 積算の透明・適切性

審査は書面だけで行われ、ヒアリングはありません。書いていないことは、伝わりません。審査の中身も公開されていません。

見直しのチェックリスト

  • 企業概要の数字は、財務書類と合っているか
  • ②で書いた課題と、補助事業の内容がつながっているか
  • ③で書いた弱みが、補助事業で改善できる内容になっているか
  • 効果の数字に、データの根拠があるか
  • 取組内容と、様式3の経費が合っているか
  • 対象外の経費が入っていないか
  • 4,000字の上限におさまっているか

採択率は公式の件数表が見当たりませんが、「出せば通る」ものではありません。計画の中身で差がつきます。

加点と賃金引上げ特例の注意

加点は、「重点政策加点」から1つ、「政策加点」から1つの、最大2つです。自分が当てはまるものがあるか、公募要領で確認してください。

賃金引上げ特例を使う場合は、特に注意が必要です。第20回の要件は、従業員1人あたり給与支給総額の年平均+3.0%以上です。要件を満たせないと、上乗せ分だけでなく、補助金の全額が交付されません。

補助金は後払いです。採択・交付決定のあとに事業を行い、実績報告をして金額が確定してから支払われます。経費はいったん立て替えることになります。

自分で考えた内容かどうかが見られる

事業者自身が検討した記載が見られない場合や、自分で検討していなかったことが分かった場合は、評価にかかわらず不採択・取消しになります。

外部の支援やサービスを使って申請書を作った場合は、様式2の「商工会・商工会議所以外からのアドバイスの有無」に、相手方の名前と金額を書きます。無償でも名前は書きます。書かないと、不採択や取消しになることがあります。

様式2の下書きづくりを手伝うサービスはある?

民間のサービスのひとつに、株式会社HADOが運営する「ホジョカク」があります。中小企業庁・日本商工会議所・全国商工会連合会とは関係がありません。

質問に答えると、あなたの答えと数字だけを材料に、AIが様式2の下書きを作ります。審査の4観点で採点し、直す点も指摘します。申請画面の順にコピーできる形で書き出し、締切から逆算したやることリストも出します。

  • 下書きまでは無料です。全文の表示などは、1申請19,800円(税込)です。
  • 成功報酬はありません。お支払いから7日以内なら、全額返金されます。
  • GビズIDは預かりません。提出は、利用者自身が行います。
  • 採択を保証するものではありません。

使う場合は、上で書いたとおり、様式2の「商工会・商工会議所以外からのアドバイスの有無」に、名前と金額を書いてください。使わなくても、この記事の順番で自分で進められます。

よくある質問

Q. 持続化補助金の様式2は何字まで書けますか?
長い文章を書く欄は、各4,000字までです。第20回の公募要領によると、画像は1枚で約150字、表は約300字として数えられます。提出後は訂正できないので、文書ソフトなどで下書きして字数を確かめてから入力してください。
Q. 持続化補助金の様式2は、自分だけで書いてもいいですか?
はい、自分で書くのが基本です。事業者自身が検討した記載が見られない場合は、評価にかかわらず不採択・取消しになります。外部の支援やサービスを使った場合は、様式2に相手方の名前と金額を書く必要があります。無償でも名前は書いてください。
Q. 様式4はいつまでに依頼すればいいですか?
第20回の公募要領によると、発行依頼の受付締切は2026年12月4日(金)です。申請の締切(12月15日17:00)より早い日付です。締切後はどんな理由でも発行されず、様式4がないと申請できません。
Q. 補助事業の事業名は何字まで書けますか?
「補助事業で行う事業名」は30字以内です。何をする事業か一目で分かる名前にします。取組内容を書き終えてから決めると、まとめやすくなります。
Q. 売上が増える見込みは、どう書けばいいですか?
数字の根拠が分かる形で、計算の流れを書きます。第20回では、売上高・売上総利益が増える見込みを、客観的なデータにもとづく根拠とともに、数字で書く必要があります。自分の店の記録やお客さんの声から数字を決め、出どころも書いておくと伝わりやすくなります。
Q. パソコンやスマートフォンは、補助の対象になりますか?
対象外になりやすいものです。第20回の公募要領では、パソコン・タブレット・スマートフォン・車などの汎用品は、対象外になりやすいものとされています。対象経費の8区分に当てはまるかは、公募要領で確認してください。

この記事は、第20回の公募要領などの公開情報をもとに、AIを使って作成しています。制度の内容は変わることがあります。申請の前に、必ず事務局の公式サイトと最新の公募要領で確認してください。ホジョカクは中小企業庁・日本商工会議所・全国商工会連合会とは関係のない民間サービスです。

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